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バディフードにインタビュー!生みの親が語る犬の健康と幸せへのこだわり

毎日のごはんは犬の健康に欠かせないもの。「できるだけ体にいいものを」と考えるあまり、愛犬のごはん選びに迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

なにをかくそう、私もその一人。そして、そんな愛犬の健康を願う飼い主さんの思いに応えるごはんを作り続けているのが、Buddycare(バディケア)株式会社です。

さちかわ

今回は、バディケアが製造・販売する犬用ごはん「バディフード」のこだわりや他のフードとの違いについて、代表取締役CEO 原田 和寿さんにお話を伺いました!

もみじ

当ブログだけの独占インタビューだよ♪

代表取締役CEO 原田 和寿さんのプロフィール

創業者/代表取締役CEO

総合商社で15年間の勤務を通じ、様々な業界での事業開発・事業投資に従事。丸紅の米国子会社でのCFOを経て、Buddycare設立。

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願うのは犬の健康と幸せ!バディフード誕生秘話

さちかわ

本日はよろしくお願いいたします!

原田様

こちらこそよろしくお願いします!

―初めてバディフードを知った時に、しっかり作られている愛犬のごはんだと思いました。と同時に、「どんな会社が作っているんだろう」と、興味がわいてきました。会社を立ち上げたきっかけなどをお聞かせいただけますか?

原田様:興味をお持ちいただいて、ありがとうございます。バディケアは、私と長井の2人で2年前に立ち上げました。

会社を立ち上げたきっかけは、愛犬を健康にしたい、幸せにしたいという願いからです。私も犬と暮らしているのですが、世の中に出回っている犬向けの製品やサービスは、科学的根拠に基づかない、または科学的根拠が弱いものが少なくないことに気づきました。

これは非常に大きな課題ではないだろうか。誰も取り組まないのなら自分たちで、と立ち上げたのが、バディケアです。

現在は、鹿児島大学と提携してソリューション開発をしており、バディフードに関しては栄養学専門の獣医師の先生方と協力して製品開発をしております。

―最初から、ドッグフードでやっていくつもりだったのでしょうか?

原田様:限定的に言えばそうですね。ただ私たちの目標は、最終的に愛犬のためのパーソナライズドヘルスケアを確立することです。愛犬のごはん・バディフードは、その実現のための第一歩として位置付けています。

パーソナライズドヘルスケアとは、愛犬の健康データをもとに、それぞれの愛犬に適した総合的なヘルスケアを提案するサービスと定義しています。

バディフードを第一歩とした理由は、ごはんは健康に直接関わるものだと考えているからです。犬の死因の約8割は生活習慣に関連する病だと言われていますが、あらゆる生物にとって、ごはんは生活習慣に与える影響が非常に大きい部分だと考えています。

ごはんの改善なしには生活習慣の改善は難しいとの考えから、愛犬家である私たち自身がとことん納得できるごはんを作る、ということにまず着手しました。

―なるほど。愛犬用ごはんの開発に入られた後、どのようにバディフードは完成していったのでしょうか。

原田様:まず、愛犬にとってほんとうに安心できる食事を作るために、一切妥協しないことを決めました。そのためには、科学的なエビデンスに基づくことが一番重要だという結論に至りました。

生活習慣と犬の病の関係はまだまだ分からないことだらけです。例えば、人間にとって減塩食は心臓病予防に良いと一般的に認識されていると思いますが、それはそのまま犬には当てはまりません。

原田様

感覚や何となくのイメージで作るのではなく、しっかりとエビデンスに則った製品づくりに拘っています。

原田様:また、栄養学に詳しい獣医師を探すことには大変苦労しました。例えば米国と比較して、日本の獣医大学では栄養学を専門的に学べるところがありませんので、栄養学に詳しい獣医師の数はとても限られます。

また、日本の食材を使用してフードを作りますから、日本の食材やその栄養価に明るい人である必要がありました。

世のなかには「獣医師監修」という商品が溢れていますが、なかには栄養学が専門でないにも関わらず、名前貸しのように獣医師名が使われることも少なくありません。私たちはそれは絶対にしたくなかったので、多くの獣医師さんと面談し、妥協なくベストな獣医師さんを探し続けてきました。

その結果、幸いにも栄養学に人生を捧げて、栄養学専門の会社を立ち上げた獣医師の先生方と知り合う機会があり、その方々のご協力のもと、私たちの理想を形にすることができました。

さちかわ

「獣医師監修」という商品が溢れている……確かにその通りですね。妥協せず製品作りに打ち込む御社の姿勢は、いち飼い主としてとても好感が持てます。

もみじ

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ご飯は犬目線で作る。たどりついた「フレッシュフード」という選択

―バディフードはいわゆる「フレッシュフード」に分類されますが、一般的なドッグフードとの違いはなんでしょうか?

原田様:少し大げさな表現になるかもしれませんが、設計思想が大きく違うと考えています。

犬のフードは、人が犬をより便利に、適切に飼えるように生まれました。そのためには安価で長持ちし、与えやすいことが大事とされ、そこからドライフードやウェットフードが生まれてきました。

もちろん、そういったことも大切だと思うのですが、「人にとっての便利さ」よりも「犬にとって良い」ことを最優先にするフードがあっても良いのでは、と考えています。フレッシュフードは、その点を追求した結果、生まれたごはんなんです。

「愛犬にとって良い」食事を、と考えた結果、自然に加工や加熱、添加物を最小限にして作ろうという流れになり、たどり着いたのがフレッシュフードというわけです。

さちかわ

フレッシュフードと他のドッグフードの違いは、視点の違いなんですね

原田様

はい、ただ、フレッシュフードの中でも、色々と違いがあるのが実態です。

原田様:最近はいくつかの会社がフレッシュフードを発売していますが、それらの多くは「オールステージ」です。一方、私たちはオールステージではなく、「維持期」、つまり成犬・シニア犬専用の栄養設計で作っています。

私たちを含め、フレッシュフードの多くが*AAFCOという国際的な基準に従って栄養設計されていますが、AAFCOには実は「オールステージ」という栄養基準はありません。あるのは、「成長期」と「維持期」の基準です。

簡単に言えば、オールステージは「成長期」の栄養基準に基づいて作られたごはんです。成長期の基準では、維持期で必要とされるカルシウムやリンが約3倍含まれるなど、栄養価が大きく異なります。だからこそ、AAFCOでは成長期と維持期で異なる栄養基準を定めているんです。

私たちはそのAAFCOの精神を踏まえ、成犬・シニア犬がより安心して食べられるごはんのために厳密にAAFCOの基準に則るべきとの考えから、維持期専用の栄養設計としています。年齢ステージに対応したフレッシュフードは実はとても珍しいんです。

*AAFCO = アメリカの非営利団体「アメリカ飼料検査官協会」が設定している、ペットフードなどの栄養基準のこと。

求めるのは徹底した食の安全。バディフードが持つ安全性

―バディケアさんのこだわりのひとつに、「食の安全へのこだわり」がありますが、どのように安全性に考慮しながらバディフードを作られたのでしょうか?

原田様:家族の食事に求められているような、高い安全性にこだわりました。

具体的には、栄養学専門の獣医師とともに栄養のバランスを考え、ビタミン・ミネラル以外の添加物を使わずに、お惣菜を作っている工場で製造しています。

人の食品と全く同じ基準で作っていらっしゃるとのこと。徹底されていらっしゃいますね。

原田様:安全性を考えた時に、当たり前のようにヒューマングレードであるべきだと思いました。

ヒューマングレードといっても一般的にその定義は定まっていません。私たちは、食材調達から製造、お届けに至るまで、全てを食品と同じ基準で行うことこそが、ヒューマングレードであると考えています。私たちのこだわりから、安全性の高さをご理解いただけるかと思います。

また、バディフードに使用する全ての食材の仕入れ先や産地、その製造工程を公開し、透明性を高めています。

―本社は鹿児島で、食材も鹿児島産を使っているんですよね?

原田様:そうなんです。本社を鹿児島に選んだのは、一つの地域で肉や野菜などの美味しい食材が全て手に入るからです。

牛肉・豚肉・鶏肉から色々なお野菜までが何でも手に入る、しかもどれも美味しい、そんな地域は、日本中を探してもあまりないんですよ。

鹿児島の場合、牛肉は黒毛和牛が有名ですし、豚肉も鶏肉もいろいろなブランド肉が揃っています。魚もいろいろな種類が獲れます。山や平地など様々な地形に富んでいるので、野菜の種類も豊富なんです。

鹿児島だけでも十分な食材の選択肢がありますが、さらに九州全域まで地域を広げれば、食材の可能性は無限なんです。

さちかわ

鹿児島に住みたくなってきました……!

原田様

とても良いところなので、ぜひ観光などでいらしてください!

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動物の栄養学に詳しい獣医師が認めた品質。バディフードの今とこれから

さちかわ

バディフードはたくさんの動物病院で広く取り扱われていますね。

原田様

はい。動物病院で紹介されるフレッシュフードはとても珍しいんです。

原田様:おかげさまで、バディフードは現在フレッシュフードNo1の、全国1000以上の動物病院と提携しています。

バディフードの栄養学に関するこだわりや、高い透明性が、獣医師の先生方からの信頼に繋がっていると自負しています。特に栄養面で年齢ステージに対応している点を高く評価して頂いています。

市販されているフレッシュフードで、年齢ステージに対応している製品は非常に少なく、維持期専用の栄養設計で作られたバディフードが動物病院から信頼される理由にもなっています。

さちかわ

私が昔お世話になった「日本動物医療センター」をはじめ、多くの動物病院がバディフードと提携しています。これはすごい!

―最後に、今後バディフードを通じてどのようなビジョンを描いているのか伺ってよろしいでしょうか?

原田様:先のご説明の様に、バディフードは愛犬たちの生活習慣を改善する一つの方法として取り組んでいます。

犬の死因の多くは生活習慣に関連する病となっていますが、人間だったら生活習慣病にかからないように、病気になってからではなく、病気になる前にかかりにくい生活を送るよう気をつけますよね。

犬の世界では、まだ人ほどは意識が高まっていませんが、そう遠くない未来に、健康なうちから病気にかかりにくい生活を送り、病気の予防や未病対策を行うことが当たり前になってくると考えています。

それに伴い、動物病院の在り方も変わっていく可能性があります。これまで動物病院は病気になってから行く場所でしたが、健康なうちから通って、病気の予防やアドバイスを受ける場所にもなっていくのではと思います。

そんな動物病院と連携しながら、予防や未病対策を愛犬の世界に普及させていくことが、私たちのビジネスの根幹でもあるんです。

さちかわ

今回は貴重なお話をありがとうございました!

原田様

こちらこそ、ありがとうございました!

今回お話を伺ったバディケアさんのフードは現在、機能性レシピ(低脂肪・早期腎臓サポート)を含む6種類が販売されていて、レシピの種類は今後増える予定です。

バディフードは提携先の動物病院だけでなく、バディフードの公式サイトから直接購入することもできますよ。気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね!

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この記事を書いた人

犬の管理栄養士、動物医療技術師、トリマー。本当におすすめできる手作りドッグフードの情報を発信中♪

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