「愛犬がご飯を食べない…。でも、手であげると食べる。どうして?」と悩んでいる方へ。
この記事では愛犬が飼い主の手からしか食べない理由と、手から食べるのをやめさせる方法を詳しく紹介しています。
手から食べる習慣を改善する方法を探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪
犬が人間の手からしか食べない理由
ここでは、犬が人間の手からしかご飯を食べない主な理由を紹介します。
飼い主さんに甘えている
わんちゃんはとても賢い動物です。
自分が食べない場合、「かまってもらえる」「飼い主さんの手からごはんがもらえる」「もっと美味しいものが出てくる」と気づいているかもしれません。
あなたの手から直接食べることで愛情を感じているんですよ。
わがままな姿は本当にかわいいですが、少し困ってしまいますね。
新しいドッグフードを警戒している
これまではちゃんと器から食べていたのに、ドッグフードを変えたら手からしか食べなくなった…。
当てはまる場合、もしかしたら新しいご飯を警戒しているのかもしれません。
慣れない匂いや味に戸惑って、食欲が低下する子もいます。
そんなときでも飼い主さんの手からフードをもらえば、安心して食べるようになります。
その状況が習慣化してしまったのではないでしょうか?
お皿が気に入らない
犬は感受性が豊かで、それぞれ好みや嫌いなものがあります。
お皿の素材や形状などに敏感に反応してしまい、「このお皿、嫌!」と考えているかもしれません。
たとえば、ステンレスのお皿の底が鼻に当たる感触が苦手だったり、お皿の底に自分の顔が映るのを怖く感じる子もいますよ。
環境が大きく変わった
犬にとって環境の変化はストレス。
- 犬・猫を新しく迎えた
- 人間の赤ちゃんが来た
- 引っ越した
- 進学や転勤・結婚で家族がいなくなった
生活スタイルが変わると不安を感じて、食事が進まないことがあります。
落ち着かない場所にいる
お皿を置いている場所が、わんちゃんにとって安心できない場所という可能性も考えられます。
犬は私たち人間よりも嗅覚や聴覚が優れているので、人間が気づかない不快な要素があるかもしれません。
- テレビの音や話し声がうるさいリビング
- 電車や自動車の音がよく聞こえる窓際
- 芳香剤や消臭剤が近くに置かれている場所
こういった場所では、わんちゃんは恐怖や興奮を感じてしまい、なかなかご飯を食べられません。
それでも飼い主さんの存在を頼りにしているので、あなたの手からなら食べるという訳です。
手から食べるのをやめさせるには
ここまで「お皿からはご飯を食べないのに、手であげると食べる」主な原因を説明してきました。
とはいえ、わんちゃんは言葉を話してくれないので、どれに当てはまっているのか分からないですよね。
ここからは手から食べるのをやめさせる方法を紹介していきます。
ひとつずつ試してみてくださいね♪
時間を決めて片付ける
まずは、時間を決めて片付ける方法がおすすめです。
ご飯を用意したら、30分ほどの時間制限を設けてみてください。
時間が経ったら残ったフードは片付けてしまいましょう。
わんちゃんに「今ごはんを食べなければ、食べられないんだよ」と教えます。
ただし、1〜2回で習慣が変わることは難しいですから、根気強く取り組んでみてくださいね。
最初はわんちゃんが食事を逃してお腹が空くかもしれませんし、見ている方もつらく感じるかもしれません。
でも、甘やかしてしまうとその甘えがずっと続いてしまうこともあるんです。
飼い主さんも心を鬼にして取り組んでみてください。
時間とともにわんちゃんは学習して、出されたごはんをちゃんと食べるようになっていくはずです。
ただし、持病を抱えている子や高齢のわんちゃん、子犬にはこの方法は向かないので注意してくださいね。
いつものドッグフードに戻してみる
最近ドッグフードの種類を変えましたか?
一旦、これまで食べていたフードに戻してみましょう。
それから新しいフードを少しずつ混ぜて与えて、慣れさせていきます。
最初はごく少量から始めて、1〜2週間かけて切り替えていきましょう。
この方法を使えば、手からのご飯に頼らなくても、自分でお皿から食べるようになるかもしれません。
お皿を変えてみる
愛犬は、器の素材・大きさ・デザインなどが気に入らないのかもしれません。
特にステンレスのお皿を嫌う子は多いようなので、プラスチックのお皿に変えてみるとよいでしょう。
また、お皿のサイズも重要です。
例えば大型犬なのに小さすぎるサイズの器を使っていると、鼻先が突っ込みにくく、食べにくくなります。
愛犬に合った食器を探してみてください。
愛犬と接する時間を増やす
わんちゃんは不安な気持ちが強いと、食欲不振になることがあります。
愛犬が好きな遊びを一緒に楽しんだり、散歩をいつもより少し長くしたり、コミュニケーションの時間を増やしましょう。
愛情と時間を注ぐことが、手から食べる習慣をやめさせる一歩となるはずです。
食事場所を変える
家族の注目が集まりやすいリビングの真ん中や、外の刺激を受けやすい窓際などでご飯を与えていませんか?
落ち着ける場所にケージやクレートを移動し、その中でご飯を出しましょう。
また、食事中は静かにして、愛犬に話しかけたりしないようにします。
ケージにタオルをかけて覆うのもおすすめですよ。
外部の刺激から離れることで、わんちゃんが食事に集中できるようになります。
犬が手からしか食べない場合まとめ
愛犬が手から食べるのは、あなたとの特別な繋がりや信頼の証です。
でも、自分でご飯を食べられないのはちょっと困りますよね。
この記事を参考に辛抱強く取り組んで、またお皿から食べられるように変えていきましょう。