犬に塩分は必要！塩分量の目安と塩分不足・過多の対処法

犬にとって塩分は、わたしたち人間と同じように必要不可欠な成分です。

犬は必要とする塩分量が人間よりも少ないだけで、けっして排出できないというわけではありません。

この記事では、犬と塩分の正しい知識と必要な塩分量、注意するポイントを解説します。

実は犬は塩分の排出が得意

あまり知られていませんが、人よりも犬のほうが、塩分の排出はスムーズに行えます。

塩分は動物の肉に多く含まれているので、肉食動物ほど体外への排出機能が整っているといえるでしょう。

健康な犬であれば、塩分に対して過敏に反応する必要はないので、安心してくださいね。

犬は私たち人間と暮らすうちに、多くの適応能力を身に付けました。

毎日適度に水分をとっていれば何ら問題はないので、あまり気にしすぎないようにしてくださいね♪

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犬に必要な塩分量（1日）

犬に必要な塩分量の計算は、以下の式で導き出します。

例えば、体重10kgの犬で１日の食塩の摂取量は1.21gです。

食品で換算すると、ロースハム薄切り2枚で1g、ちくわ2本で1gくらいですね！

参照：花王株式会社｜血圧を下げる方法

犬が塩分不足・過多になるとどうなるか

塩分不足 ⇒ 倦怠感、食欲不振、筋肉痛、下痢、低ナトリウム血症など

塩分不足が慢性化すると、シュウ酸カルシウム結石のリスクが高まります。

人の手を良く舐めたり、コンクリートなど地面を舐めたりすることが多い犬は、塩分不足になっているかも。

塩分不足による行動の可能性があるため、他に普段と違う様子がないか観察しましょう。

塩分過多 ⇒  飲水量の増加、元気喪失、むくみ、腎臓病、心臓病、高血圧など

塩分を過剰に摂取すると、血液が高くなります。

高血圧は心臓のポンプ機能に負担をかけ、腎臓のろ過機能の酷使につながります。

そもそも現代の犬の場合、塩分不足よりも圧倒的に塩分過多のほうがリスクは高いです。

総合栄養食には適量の塩分が含まれているので、市販のフードで塩分不足になることはありません。

犬の塩分不足・過多を防ぐポイント

人間用に味付けした食べ物を与えないことが、塩分過多の防止策です。

市販のおやつには塩分を多く含むものもあるので、成分表はよくチェックして。

塩分量の記載がない場合は与えるのを止めるか、あらかじめ自分で味見をして確認するといいでしょう。

手作りご飯は塩分不足になりやすいので注意

手作りご飯を与えている場合、食材によっては適量の塩分を添加したほうが良いことも。

野菜や穀物、果物は基本的に塩分が少ないので、たくさん使っても十分な塩分量を摂取できない可能性があります。

愛犬に手作りご飯を作る時は、肉・魚をレシピに加えたり、トッピングにドライフードを活用しましょう。

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塩分は適量の補給を心がけて

犬にとって塩分は生命を維持するために必要な成分です。

そのため、単純に「塩分は悪！」と考えるのではなく、あくまで摂取量をきちんと把握することが大切。

ドッグフード以外の食べ物を与える時は、過度な塩分を含んでいないか確認するようにしましょう。

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