納豆とヨーグルトといえば、どちらも「腸に良い食材」ですよね!
この2つは人の腸活食材として知られていますが、犬にとっても良い働きが期待できます。
そこでこの記事では、それぞれの特徴や摂取のベストタイミング、おすすめの与え方を紹介します。
愛犬の腸内環境をサポートしたい!という方は、ぜひチェックしてみてくださいね
犬の腸に良い食材①納豆
納豆は数十種類の細菌種を含む、腸活のスーパーフードです。
犬はかなり強い胃酸を持っており、通常の菌はすべて溶かされてしまいます。
その点、納豆菌は犬の強い胃酸にも負けずに生きて腸まで届く、すさまじい生命力の持ち主。
継続して摂取することで、腸内環境を常に良い状態に導いてくれます。
腸に良い物質
- 納豆菌
- オリゴ糖
- 食物繊維
なお、納豆は食物繊維も豊富で、大腸の働きを適度にサポートしてくれます。
水溶性・不溶性の両方をバランスよく含んでいるので、便秘・軟便どちらにも対応可能です。
付属のタレやからしはかけずに、素材そのままで与えましょう。
犬の腸に良い食材②ヨーグルト
ヨーグルトは、善玉菌であるビフィズス菌と乳酸菌を豊富に含む食材!
ビフィズス菌と乳酸菌には、腸内の清浄化をはじめ、免疫力を強化する働きがあります。
特にシニア期では善玉菌が減って腸内環境が乱れがちになるので、ぜひ積極的に取り入れると良いでしょう。
腸に良い物質
乳酸菌
ガゼリ菌
ビフィズス菌
なお、ヨーグルトは種類ごとに保有する菌が異なります。
相性が良いヨーグルトは継続するうちに目に見えて便の調子が良くなります。
そのため、まずは1週間ほど同じヨーグルトをあげ続けてみて、便の調子が変わるか確認すると良いですね。
もし明らかに軟便になったり、特に変化がみられないようであれば、別のものに変えてください。
犬に与えるヨーグルトは必ず無糖タイプを選んでくださいね!
犬に与えるベストなタイミングは?
納豆とヨーグルト、どちらも違った腸活作用が期待できますが、実は与えるベストタイミングも違います。
納豆は賞味期限ギリギリ、かつ朝が良い
納豆菌が作る酵素「ナットウキナーゼ」には、血栓の予防や血圧を下げる作用があります。
ナットウキナーゼは発酵すればするほど増えていくので、納豆購入後はしばらく置いておくのがベスト。
購入後すぐに与えるのではなく、あえて賞味期限が近づくまで待ってからあげるのがおすすめです。
また、1日のなかで納豆を与えるのに適したタイミングは、ずばり朝の散歩後です。
朝の散歩後は腸が活発に動いているので、食物繊維豊富な納豆の消化吸収もよりスムーズにできます。
反対に夜はのんびり寝るだけ。場合によっては消化に時間がかかってしまう可能性があるので、お腹が弱い愛犬には不向きかもしれません。
夜ごはんに納豆を与えたい場合は、食物繊維が少なめのひきわりにしましょう。
ヨーグルトは買ってすぐ、夜に与えよう
対して、ヨーグルトはなるべく買ってすぐに与えるのが良いでしょう。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、製造日が早いほど元気に活動しています。
もちろん期限内であれば菌の数はそれほど減りませんが、愛犬用に購入した場合はなるべく早めに与えましょう。
また、ヨーグルトは夜に与えるのがおすすめ!
夜はカルシウムの吸収率が高く、朝与えるよりも効率的に栄養を摂取できます。
更に、ヨーグルトには良質な睡眠をサポートしてくれる効果も期待できるので、与えるなら夜が良いです。
乳酸菌は温めると活発化して整腸作用が上がるので、電子レンジなどで人肌程度に加熱しましょう。
冷蔵庫から出してすぐ与えるとおなかが冷えてしまうので、要注意です。
抵抗なければ納豆ヨーグルトも試してみて!
一時、NHKガッテン!で話題になった納豆ヨーグルト。
納豆に適量のヨーグルトを混ぜるだけで良いので、犬にも手軽に与えられます。
「ねばねばとヨーグルト…食べてくれるか不安」と思うかもしれませんが、意外と食べやすいので大丈夫!
ヨーグルトを混ぜることで納豆のねばつきが抑えられ、お口周りのケアも楽になりますよ。
納豆の旨味とヨーグルトの酸味が合わさって、マヨネーズみたいにまろやかな味になるのだとか。
犬の嗜好性も高いので、興味がある方はぜひ試してみてくださいね。