うちのこは腎臓が悪いんだけど、おやつはあげてもいいのかな?
腎臓への負担だけを考えれば、おやつはあげないほうが良いですが…
でも、愛犬の生活の質やしつけ、楽しみという面では、完全なおやつ禁止は難しいですよね。
そこでこの記事では、腎臓病の犬でもあげられるおやつと選び方のポイント、注意点を紹介します。
具体的な商品も載せているので、ぜひ愛犬に合ったおやつを見つけてみてくださいね。
関連記事>>「腎臓病の犬の食事まとめ|ドッグフードの選び方・療法食・サプリ」
腎臓病の犬のためのおやつ選び
腎臓病を患っている場合、できるだけ腎臓に負担をかけない栄養組成のおやつを与えること。
具体的には「リン」「タンパク質」「カリウム」「ナトリウム」の低いものを選ぶのがポイントです。
特にリンは腎臓に負担がかかりやすいので、リンの含有量が記載されていないおやつは避けたほうが良いでしょう。
以下の成分が低いものを選ぼう
- リン
- タンパク質
- カリウム
- ナトリウム
噛む力が弱くなっている場合は、おやつの硬さも考慮してあげてくださいね。
リンは肉に多く含まれている
肉や魚にはリンが豊富に含まれているので、注意が必要です。
商品にもよりますが、干し肉やジャーキー、魚の干物や子魚などはリンが高い傾向にあります。
特にジャーキーは無添加でもリンが高く、消化にも良くないので、避けたほうが無難。
腎臓病の犬には、お肉タイプのおやつ以外のものを選びましょう。チーズも止めておいたほうが安心ですよ。
キャベツは腎臓に優しい野菜
シャキシャキしたキャベツが好き!というわんちゃんは意外と多いもの。
キャベツはリン・カリウムともに少ない野菜なので、特に安心して与えることができます。
軽く水にさらすと栄養価が溶け出すので、元から少ないリン・カリウムは更に少なくなりますよ。
野菜・果物はリンこそ少ないですが、カリウムは高めなので、あげる時は栄養価をチェックするクセを付けましょう。
参考記事>>「犬用野菜ならわんちゃんレタス!特徴と口コミ評判をチェック」
腎臓病の犬におやつを与える時の注意点
腎臓に優しいおやつといっても、たくさんあげすぎてはいけません。
1日に与えるおやつの量は、摂取カロリーの10%以下になるように調整しましょう。
あくまでメインはご飯なので、おやつでお腹がいっぱいになると栄養バランスが乱れます。
せっかくの療法食が無駄にならないように、あげすぎには家族みんなで気をつけてくださいね。
ガムのおやつは避けよう
愛犬用のガムはたくさん売られていますが、どれも消化は良くありません。
消化が悪い食べ物は内臓全体に負担をかけますし、腎臓の数値が悪い愛犬にも不向きです。
愛犬の体力を無駄に消費したり、栄養の吸収率が下がることにもつながります…!
腎臓に優しいおやつ9選
さて、ここからは腎臓への負担が少ないおやつを紹介します。
愛犬の好みや体質によってピッタリのおやつは変わるので、まずは気になるものを探してみて。
動物病院でも取り扱いがあるおやつから、一般的な無添加おやつまで一挙紹介します!
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ドクターヴォイス 腎臓にやさしいトリーツ
- ヒルズ プリスクリプション・ダイエット「トリーツ」
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アニウェル すっきりボーロ
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ぺティッツ ソフトトリーツ ミネラルコントロール
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ぺティッツ わんパンゴールド
- ドッグシークランチ アップル
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ワンダードッグさくさくボーロ
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帝塚山ハウンドオリジナルクッキー「腎ケアプラス」
- 帝塚山ハウンド「小豆カボチャの腎ケアビスケ」
①:ドクターヴォイス 腎臓にやさしいトリーツ
②:ヒルズ プリスクリプション・ダイエット「トリーツ」
③:アニウェル すっきりボーロ
④:ぺティッツ ソフトトリーツ ミネラルコントロール
⑤:ぺティッツ わんパンゴールド
⑥:Dogsee Crunch(ドッグシークランチ)アップル
⑦:ワンダードッグ さくさくボーロ
⑧:帝塚山ハウンドオリジナルクッキー「腎ケアプラス」
⑨:帝塚山ハウンド「小豆カボチャの腎ケアビスケ」
腎臓病の犬のおやつまとめ
腎臓病の犬では、健康な犬より摂取を制限される成分がいくつかあります。
おやつは犬の健康には不要なものですが、たまにはあげたいと思う気持ち、とてもよく分かります。
例え腎臓病だったとしても、腎臓に負担のかからない範囲でおやつをあげたいですよね。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ腎臓に優しいおやつを生活に取り入れてみてくださいね。
あなたとあなたの愛犬が、少しでも楽しく過ごせますように。心から願っています。