獣医さんから「このこ、肝臓が小さいね」といわれたんです…
それは不安ですよね。愛犬の肝臓が小さい時は、日常生活で気をつけるポイントがあります。
この記事では、犬の肝臓が小さい理由と注意点、食事ケアについて解説します。
後半では、肝臓機能をサポートしてくれるサプリも紹介しますね♪
肝臓が小さいってどういうこと?
そもそも肝臓が小さいってどういうことなんだろう?
肝臓が小さい状態のことを「小肝症」と呼びます。
その名の通り「肝臓が平均より小さい」病気で、小型犬に多い傾向があります。
肝臓が小さいぶん通常よりも働きが弱かったり、些細なことで負担がかかり、肝臓にダメージが出たりします。
関連>>「肝臓病の犬の食事まとめ|ドッグフードの選び方・療法食・サプリ」
肝臓が小さい理由
小肝症の原因は、先天性(生まれつき)・後天性の両方があります。
後天性の場合、ウイルス感染や薬の影響、中毒などで肝臓が委縮したり、欠けたりして小肝症を発症します。
ただし、小肝症と診断されても、特に症状がみられないようであれば、現時点で特別な治療を行う必要はありません。
診断後は年に1~2回の健康診断で血液検査を受け、肝機能の数値に異常はないかチェックしておけば大丈夫です。
日常生活で注意すること
愛犬が小肝症の場合、日常生活で気をつけることはある?
なるべく肝臓に負担をかけない生活を心がけることが大切です!
小肝症の犬と暮らすうえで気をつけるポイントは、主に3点あります。
- 高たんぱくなフードは避ける
- 脂っこいものも極力あげないで
- 水分はたくさん摂らせよう
①:高たんぱくなドッグフードは避ける
高たんぱくな食事は肝臓に負担をかけるので、できれば避けたほうがいいでしょう。
例えば、穀物不使用で肉類の含有量がやけに高いとか、タンパク質30%以上のフードは、小肝症の犬に不向きです。
高たんぱくな食事は運動量が多い犬には良いですが、室内飼いの小型犬や老犬には栄養価が高すぎます。
お肉のトッピングはほどほどにして、愛犬の肝臓を休ませる時間を作ってあげてくださいね。
②:脂っこいものも極力あげないで
あぶらっこいドッグフードや食べ物も、犬の肝臓に負担をかけます。
あぶらっこい食べ物は消化するのに時間がかかるので、肝臓はフルで働かなくてはいけません。
常にあぶらっこい食事を食べていると、犬の肝臓は「油疲れ」を起こして疲弊してしまい、体調不良を引き起こします。
ただでさえ小さい肝臓に大きな負担がかからないよう、脂質の高い食べ物は極力避けたほうがいいでしょう。
③:水分はたくさん摂らせよう
野菜や果物を積極的に与えるなど、水分補給は常に意識して行いましょう。
水分を十分にとれていれば、弱い肝機能でも比較的スムーズに老廃物を排出できます。
時間がない・栄養バランスを乱しそうで不安という方は、手作りドッグフードを活用してみて!
手作りドッグフードは栄養バランスも整っていますし、ドライフードに比べて60%以上もの水分を含んでいます。
スープやおじやタイプもあるので、良さそうなものを探してみてはいかがでしょうか?
関連>>「犬の手作りご飯にも野菜を!おすすめ野菜・調理法・食べない時の対処法」
小肝症の犬におやつはあげてもいい?
肝臓が小さい愛犬におやつはあげてもいいの?
おやつは適量であれば大丈夫ですが、高タンパク・あぶらっこいものはNGです。
おやつに含まれる添加物も肝臓の負担になるので、添加物不使用・無添加のものをあげるといいですよ!
おやつ代わりに野菜や果物をチョイスするのもおすすめです♪
参考>>「ドッグフードにトッピングをしてみよう!使える食材や注意点、時短アイデア」
肝臓サプリも活用しよう
犬の肝臓機能をサポートしてくれるサプリも、上手に活用できると尚よし!
犬用の肝臓サプリは色々出ているので、上げやすそうなものを探してみてくださいね。
ここでは、肝臓サプリの中でも飼い主さん評価が高いものを5つ紹介します。
①:肝パワー元気
②:ぽかぽかウコン
③:ベジタブルサポート
④:プロヘパフォス
愛犬の肝臓が小さい時の食事まとめ
愛犬の肝臓が小さいといわれても、現時点で症状が出ていなければ過度な心配はしなくて大丈夫。
もし獣医さんから療法食や肝臓保護の薬を処方されたなら、用法・容量をしっかり守って与えてくださいね。
初期の段階で早い対処ができるよう、肝機能の検査は定期的に行い、愛犬の状態をチェックしておくことも大切です。
栄養バランスの整った食事とストレスのない日々を心がけていきましょう♪