水頭症は、脳の中にある脊髄液の流れが悪くなり、脳を圧迫してしまう病気です。
犬の水頭症では、生まれつき患って生まれてくることが多く、チワワなど遺伝によってなりやすい犬種もあります。
この記事では、水頭症を患う犬と暮らす際、押さえておきたい食事のポイントを解説します。
摂取したい栄養素や食べ物も紹介していきますよ!
水頭症の犬に食事制限は必要?
うちのこは水頭症と診断されていますが、食事制限は必要でしょうか?
うちのこは水頭症と診断されていますが、食事制限は必要?
基本的に、水頭症の犬に食事制限の必要はありません。
水頭症の発症や症状の重症度には、食事の影響はまったくないといわれています。
水頭症の場合、療法食など特別な食事管理などは基本的にないので、覚えておきましょう。
ただ、症状が進行するとぼーっとすることが増えるので、食事の際は誤えんに注意。
視覚障害に備えて、ご飯の場所は固定するようにするといいですよ。
水頭症の犬に良いとされる食材はある?
水頭症の愛犬におすすめの食べ物ってある?
脳に良い栄養素を含んだ食事は、水頭症の合併症である「てんかん」の緩和につながります。
取りたい栄養素は、以下の4つです。
- ブドウ糖
- 抗酸化物質
- オメガ3脂肪酸
- ビタミンB16
①:ブドウ糖
ブドウ糖は脳のエネルギー源となる栄養素です。
ブドウ糖を適度に補給することで、水頭症による集中力低下を抑えられる可能性があります。
摂りすぎは血糖値の上昇や糖尿病のリスクがあるので、あくまで適量を与えましょう。
②:抗酸化物質
抗酸化物質は、脳神経の酸化を防ぐ作用があるので、発作の予防につながります。
具体的には、ビタミンC・E、セレニウム、ポリフェノールを含む食材を摂取すること。
抗酸化物質には老化を防ぐ効果も期待できるので、ぜひ若いうちから意識して取り入れましょう。
関連>>「犬の手作りご飯にも野菜を!おすすめ野菜・調理法・食べない時の対処法」
③:オメガ3脂肪酸
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、必須脂肪酸のひとつです。
オメガ3脂肪酸は犬の脳神経系疾患の症状緩和につながる要素といわれています。
魚油などに含まれるDHAは犬の体に不足しがちなので、ぜひ積極的に摂取してくださいね。
参考>>「愛犬の手作りご飯に亜麻仁油をプラス!効果と選び方、おすすめの商品」
④:ビタミンB6
神経伝達物質に関係するビタミンB6も、脳に良い栄養素です。
ビタミンB6は主に腸内細菌によって生成されるので、腸に優しい食事を摂ることが大切。
腸内環境を整える食べ物をはじめ、犬用のサプリメントも活用しましょう。
水頭症の犬におすすめの手作りご飯レシピ
さて、ここからは脳に良い食べ物を使ったレシピを紹介します。
どれも難しい手順なく作れるものなので、興味があるものから試してみて!
加熱後、愛犬に与える前には亜麻仁油をひとかけすれば、脳に優しい犬ご飯の出来上がりです♪
犬用*鱈とカボチャと豆腐のスープ
タラ、かぼちゃ、豆腐、若芽を煮込んだ犬ごはんです。
茹であがった鱈は小骨を取り、ほぐしてから他の食材と混ぜましょう。
無添加☆安心☆毎日の犬ご飯☆
キャベツ、にんじん、鶏ミンチを煮込んだ犬ごはん。
シンプルなので、かぼちゃやサツマイモなどを混ぜても美味しそうですね~♪
老犬にも優しい鳥ミンチとキャベツ林檎添え
消化に優しいスープごはん♪
酸化防止の林檎を添えてあるところが機能的&おしゃれです♪
犬のおやつ☆バナナと米粉のケーキ
砂糖、小麦粉不使用のヘルシーおやつです。
米粉を使っているのでモチモチですし、小麦粉アレルギーのわんちゃんも安心。
バナナの甘みがほんのり広がり、愛犬も思わず笑顔になること間違いなし!
水頭症の犬の食事まとめ
犬の水頭症は生まれつきの病気なので、残念ながら完治することはありません。
ですが、飼い主さんが食事を工夫してあげることで、症状を緩和することはできるかも。
愛犬が少しでも穏やかに毎日を過ごせるよう、ぜひ脳に良い食べ物を使って手作りご飯を作ってみてね。
手作りは手間がかかりますが、そのぶん愛情いっぱいのご飯をあげられるのが魅力ですよ♪
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