冷蔵庫から出したてのご飯って、あげてもいいのかな?
ちょっと待って!冷たいままのご飯は消化しづらく、栄養素の吸収を阻んでしまいます。
冷たいご飯は食いつきも悪いので、犬にとっても飼い主さんにとってもメリットはありません。
今回は、犬のご飯が冷たい時の対処法やご飯のベストな温度を紹介します。
冷たいご飯は犬の食欲を落とす
そもそも、犬は冷たいご飯が苦手です。
自然界で暮らす生き物にとって、冷たいご飯は鮮度が低いサイン。
そのため、夏場でもわざわざご飯を冷たくしてから与える必要はありません。
人と違って、暑いときは冷たいご飯のほうが食が進むということはあまりないので、覚えておいてくださいね。
わざわざご飯を冷やして食べさせることに、メリットはほぼありません!
おいしいご飯はどんな状態でもおいしいね。
冷たいご飯のデメリット
- 食べ物が消化しづらくなる
- 必要な栄養素を吸収できない
- 嗜好性が低くなり食いつきが下がる
特に、冷たいままのウェットフードは犬の胃腸に大きな負担をかけます。
水分も多いので、冷たいまま与えるとお腹を壊してしまう可能性もあるでしょう。
とはいえ、開封後のウェットフードは冷蔵保存が必須ですし、長い間常温で置いておくことはできません。
詳しい方法は後述しますが、愛犬に開封後のウェットフードを与える時は、必ず事前に温めるようにしてくださいね。
関連記事>>「犬の腸を温める食事って?腸を冷やすリスクと関連する食べ物とは」
犬のご飯のベストな温度
愛犬に与えるご飯の温度は、35℃くらいがベストです。
人の指先は大体32~34℃程度なので「指で触ってちょっと温かい」くらいがちょうど良いです。
なお、犬は基本的に「よく噛む」ことをせず、丸呑みする動物です。
そのため、飼い主さんが指で触って「熱い」と感じる温度では、のどや口の中を火傷してしまう可能性が…。
温かいご飯を犬にあげる時は、事前に必ず温度感を確かめるようにしましょう。
いわゆる人肌程度がベストですよ♪
犬の冷たいご飯を温める方法
- レンジでチンする
- だし汁やお湯をかける
大きくはこの2つです!
レンジでチンする
耐熱容器にご飯を入れ、レンジで温めるのが1番時短できる方法です。
ただし、レンジは温度ムラが出来やすいので、温かいところと冷たいところができてしまいます。
熱すぎる箇所ができないように、あげる前は軽くかき混ぜておくといいでしょう。
だし汁やお湯をかける
温かいだし汁やお湯をかけるだけで、犬のご飯は温まります。
かつお節やこんぶ、鶏肉のゆで汁など、愛犬の好きそうなものを色々と試してみて!
お湯で温めるだけでも犬の嗜好性はアップしますが、だし汁を使えば更に食いつきが上がること間違いなしです。
関連記事>>犬の手作りご飯には出汁が大活躍!簡単レシピや保存方法
冷たいご飯を温めすぎたら少し冷まして
冷たいご飯は良くないからといって、逆に温めすぎると火傷のリスクがあります。
愛犬のご飯を温める時は、目安として40℃以上にはならないよう十分に注意しましょう。
あげる前は必ず指を入れてチェックして、熱いと感じたらしばらく放っておき粗熱を取ってください。
早くご飯をあげたい時は、水を追加してかき混ぜると早く冷ますことができますよ。
水を入れれば水分も取れて一石二鳥ですね♪
冷たい犬のご飯まとめ
冷たいままのご飯を犬にあげるのは、あまり良いことではありません。
犬の嗜好性をはじめ、栄養の吸収や消化の面でも、冷えたご飯は避けたほうが無難。
夏場の暑い時期に食欲が落ちているなら、逆にご飯を温めてから与えたり、嗜好性の高いフードに変更しましょう。
冷たいご飯を温める時は、レンジでチンするか、お湯やだし汁をかけて対応してくださいね。
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