犬の白血球が少ない時の食事｜免疫力を高める食べ物とポイント

この記事では、白血球が少ない犬の食事管理法やポイントを解説します。

免疫力アップに役立つ食べ物を紹介しているので、ぜひ普段の生活に取り入れてみてくださいね。

犬の白血球が少ない=病気？

白血球というのは、様々な細菌やウイルスから体を守る「ガードマン」的な存在です。

白血球が少なくなると免疫力が低下し、通常よりも感染症や病気にかかりやすくなります。

ただし、白血球の数は犬によって個体差が大きく、ご飯などの生活習慣や体調によって増えたり減ったりするもの。

なにも症状が出ていない場合、重大な病気ではない可能性が高いので、ひとまず安心してくださいね。

犬の白血球の基準値は、3200～8500

また、胃薬や甲状腺の薬、ステロイドなどの副作用で白血球が減ることもあります。

愛犬の白血球が少ない時はどうすればいい？

愛犬の白血球が減っている時は、過剰に疲れさせないことが大切です。

ストレスや疲労や免疫力を下げる原因になるので、リラックスできる環境作りも重要なポイント！

白血球が減っていると感染症にかかりやすくなることから、ドッグランなど犬がたくさん集まる場所は避けましょう。

愛犬の白血球が少ない時の食事ポイント4つ

愛犬の白血球が少ない時の食事は、以下4つを念頭に置いておきましょう。

①：ご飯は温めてあげる

冷たい食事は免疫力を低下させるので、極力避けましょう。

普段ドライフードをあげているなら、お湯や出汁スープなどをかけてあげるのがおすすめ。

ウェットフードの場合は、レンジで軽くチンしてあげると味・香りが引き立って、より美味しくなりますよ♪

参考＞「犬のご飯は冷たいままあげないで！ベストな温度と温め方」

参考＞「犬の手作りご飯には出汁が大活躍！犬用出汁の作り方や保存期間」

②：抗酸化作用のある栄養素を摂取させる

抗酸化作用のある栄養素としては、ビタミンC・E・B群・A群・βカロテンなどがあります。

これらの栄養素は果物に多く含まれているので、バナナやかんきつ類、イチゴなどを適度にあげるといいですね。

特にキウイはフルーツの中でも栄養価が高く、腸内環境を整える食物繊維も豊富なのでおすすめです。

③：体調不良の時は生ものを避ける

生肉や刺身、生野菜は雑菌が繁殖しやすいので、免疫力が落ちた体には良くありません。

生ヨーグルトやブルーチーズなども同じく弱った体には負担なので、できれば控えたほうが良いでしょう。

手作りご飯やトッピングを用意する時は、十分に加熱できたことを確認するクセをつけてくださいね。

④：サプリメントを活用する

免疫細胞の活性化をするには、サプリメントを活用するのも手です。

有名なところでいえば、別名「免疫ビタミン」と呼ばれているLPSサプリがあります。

ペット用のLPSサプリもたくさん市販されているので、フードに振りかけるなどして取り入れてみてくださいね。

犬の白血球を増やす食べ物はある？

残念ながら、白血球の数は食事や運動などで増やすことができません。

ですが、白血球を増やすのは免疫力を高める目的と考えれば、免疫力アップに役立つ食べ物は多々あります。

細菌やウイルスに対する抵抗力をつけるには、以下のような食べ物を意識して摂取しましょう。

とはいえ、これらばかり食べていては栄養バランスが崩れてしまいます。

免疫力を高め、病気に負けない体作りをするためには、バランスの良い食事を摂ることが必要不可欠。

数が少ないなら少ないなりに、白血球の質を高めることにフォーカスを当てて取り組みましょう。

参考＞「ドッグフードにトッピングをしてみよう！使える食材や注意点、時短アイデア」

犬と白血球まとめ

犬の白血球が少ない原因の多くは、個体差やストレス、生活習慣です。

白血病やウイルス感染で白血球の数が減ることもありますが、原因としてはそこまで多くありません。

問題がない犬でも基準値から外れることはよくあるので、普段から規則正しい生活をさせておくのが大切。

愛犬の白血球が少ないと指摘された場合は、食事の調理法や与え方を工夫して、免疫力アップを図りましょう！