「わんちゃんに油を与えていいの?」「手作りご飯には油を加えたほうがいいって本当?」と悩んでいませんか?
結論から言うと、少量の油ならあげてOK!
ごはんの仕上げにアマニ油やごま油を垂らしてあげると、オメガ3系脂肪酸が追加されて健康効果がアップしますよ♪
この記事では、油(オメガ3系脂肪酸)に期待できる効果と注意点について詳しく紹介します。
愛犬の健康を考えた手作りご飯に役立つ情報をお伝えするので、最後までぜひ読んでくださいね。
油(オメガ3系脂肪酸)に期待できる効果
油はカロリーが高いので「わんちゃんにあげるのは避けるべき」と思っているかもしれません。
しかし実は少量の油は、犬の健康に良い影響を与えるんですよ♪
特に亜麻仁油やごま油・オリーブオイルはオメガ3系脂肪酸(ω3系脂肪酸)が多く含まれているのでおすすめです。
ここからは犬の手作りご飯に油を加えた場合に期待できる効果を紹介していきます。
毛や皮膚の健康を保つ
皮膚や毛の健康維持において、油の役割は重要です。
オメガ3系脂肪酸が不足すると頭皮の脂質バランスが崩れてしまいます。
乾燥やフケにつながり、毛並み・毛艶が悪くなることもあるんです。
手作りご飯に油を適度に加えて、愛犬の毛・皮膚をケアしていきましょう。
血行を良くする
犬は全身が毛で覆われているため寒さには強いと思いがちですが、子犬や老犬は体が冷えやすいので注意!
血行が悪くなると胃腸の働きが低下してしまいます。
食べ物の消化や吸収がうまく行われず、嘔吐や下痢といった消化器のトラブルが起こる可能性があります。
さらに、免疫機能も低下するので、病気にもかかりやすくなってしまうんです。
油には心臓と血管の健康をサポートする栄養素が含まれているので、血液循環の改善が期待できます。
愛犬を冷えから守るために油を意識してみませんか。
アレルギー症状を和らげる
犬がアレルギーになると、皮膚のかゆみ・赤み・脱毛などの症状が出ます。
食物アレルギーならアレルゲンとなっている食材を特定して、その食材を含まないよう手作りすることもできるでしょう。
でも、なぜアレルギーを引き起こすのか分からないときは症状をコントロールしながら付き合っていかなければいけません。
わんちゃんの症状を和らげたいなら、ぜひオメガ3脂肪酸を取り入れてください。
アレルギー症状は過剰な炎症反応が原因となって起こります。
オメガ3脂肪酸は炎症反応を抑制する作用があるため、アレルギー症状を軽減する効果が期待できます。
油を手作りご飯に添加することで炎症を抑え、わんちゃんの負担やストレスを減らしてあげましょう。
手作りご飯に油を加える際の注意点
愛犬の食事に油を追加すると良い効果が期待できますが、注意しておきたいポイントもあります。
わんちゃんに与える前にチェックしておきましょう。
油を与えすぎない
油は高カロリーであり、過剰摂取すると肥満のリスクが増えます。
肥満は犬の健康に悪影響を及ぼし、関節の負担や心臓病のリスクを高める可能性があります。
油を使用する際は、香りづけ程度にほんの少し使うことを心がけましょう。
「犬に与えてよい量」など具体的な基準が確立されていないため飼い主さんが判断することになりますが、以下目安にしてください。
体重 | 油の量(1日あたり) |
---|---|
〜3kg | 小さじ1/2杯程度 |
5kg前後 | 小さじ1杯程度 |
10kg〜 | 小さじ2杯程度 |
油を開封したら冷蔵庫に保管
オメガ3系脂肪酸を多く含む亜麻仁油は酸化しやすい特徴があります。
酸化すると油の風味が損なわれる上に体の酸化につながり、動脈硬化などを引き起こす原因になります。
亜麻仁油やごま油を開封したら、酸化を遅らせるためにフタをしっかり閉めて冷蔵庫に保管しましょう。
(商品によっては常温保管を推奨しているものもありますので、商品パッケージを確認してください。)
また、1ヶ月を目安になるべく早く使い切ってください。
愛犬の健康のために油を使いたい飼い主さん、保存方法もしっかり意識してくださいね。
下痢になったら量を減らす
オメガ3系脂肪酸は腸内環境を整えるとも言われており、便秘解消効果が期待できます。
しかし、わんちゃんの体調・体質によっては下痢になることがあります。
- もともと便通が良かったのに、さらに便通を促すことでお腹がゆるくなった
- 体調が優れなくて消化能力が低下、油が吸収しきれずに排出されてしまった
- 油を消化しにくい体質
愛犬の健康状態を注意深く観察し、油による影響を確認しましょう。
初めて油を与える際は少量から始めて、徐々に増やしていく方法がおすすめです。
下痢気味になったら与えすぎかもしれないので量を減らしてみてください。
それでも下痢が続くようなら、手作りご飯に油を加えるのは一旦ストップしたほうがよいですね。
愛犬の体調を見ながら、食事を調整していきましょう。
犬に油を与えてもいいのかまとめ
愛犬の手作りご飯に油を加えることについて、効果と注意点をお伝えしました。
少量の油は毛の健康維持・血液循環の改善・アレルギー症状の軽減など、わんちゃんの健康維持につながります。
ただし、過剰摂取や酸化には注意が必要です。
愛犬の健康状態を第一に考え、手作りご飯の改善に取り組んでみてください♪