愛犬が歯を抜いた後に気をつけることって、いったい何だろう?
口腔内が敏感になっている抜歯後は、気をつけたいことが色々あります!
この記事では、犬が抜歯をした後のご飯と気になる点、食欲がない時の対処法を紹介します。
抜歯後の生活で気をつけるポイントも解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
抜歯後の犬には柔らかいご飯をあげて
抜歯後のご飯は、柔らかくて食べやすいものをあげましょう。
固い食べ物や尖ったおやつは治療痕を傷つけるので、できれば避けたほうが良いです。
獣医さんからは特に指示が出ないかもしれませんが、ドライフードよりもウェットのほうがおすすめ。
普段ドライフードをあげているなら、抜歯当日から数日~2週間程度かけて徐々に元の固さに戻していきましょう。
- 直後は麻酔が切れるまで食べさせない
- 当日はふやかしフードなど、刺激の少ないご飯を
- 数日~2週間かけて徐々に元のご飯へ戻す
縫った場所に固いものが当たると痛いので、できるだけ柔らかいものをあげてね
>関連「犬の手作りご飯には出汁が大活躍!犬用出汁の作り方や保存期間」
歯を抜いたらご飯を食べられない?
歯を抜いても、犬は普通にご飯を食べられます。
もともと犬の歯は噛み砕くためのものではなく、噛み切るものです。
そのため、抜歯をしてできなくなるのは「肉を噛み切ること」だけで、通常通りご飯を食べることは可能。
ウェットフードはもちろん、固いドライフードも問題なく食べることができます。
犬は基本的にご飯を丸呑みする
ちなみに、犬は基本的に食べ物を丸呑みして摂取します。
丸呑みというと消化に悪いイメージがありますが、犬の胃酸はかなり強力なので問題なし。
丸呑みによる消化不良を起こすことはほとんどないので、安心してくださいね。
犬の口が痛むのは「抜歯後1~2日」
1~2日経てば、抜歯の痛みはほとんど引くといわれています。
ただし、抜歯した傷口が細菌感染を起こしたり腫れたりしている場合は、少し長引くことも。
痛みがなくなるまで1週間程度(長い場合は2週間)かかるので、あくまで目安程度に考えておきましょう。
歯を抜かれて可哀想…と思うかもしれませんが、悪い歯を抜くことは犬にとって良いことです。
悪い歯を抜くと口の中の痛み・炎症が治まり、今までよりモリモリご飯を食べられるようになります。
愛犬の生活をより良いものにするため、抜歯が必要と診断された場合には、適切な処置をしてあげてください。
どうすれば犬の口の痛みを和らげられる?
犬の口の痛みを和らげるには、以下の3つがポイントです。
口の痛みを和らげるポイント
- 安静にする
- 熱いもの・固いものは避ける
- 好物をあげたり、落ち着いたスキンシップで楽しませる
麻酔が切れると、どうしても口の中の痛みは出てきます。
あまり動き回ると血流が良くなってジンジン響くような痛みが出てしまうので、要注意。
抜歯当日は家で大人しくさせ、散歩は3日後くらいから再開しましょう。
引っ張りっこ遊びなど激しめの遊びは、2~3週間は避けてくださいね。
ストレスをかけないことも大切
愛犬の好きな食べ物をあげたり、心が落ち着くように撫でてあげるのもおすすめ。
動物病院で半日程度過ごすだけでも、犬にとっては大きなストレスなので、リラックスさせてあげましょう。
帰宅後ぐったりしているようならあまり構いすぎず、ゆっくり休ませてあげてくださいね。
犬の抜歯後におすすめの食材
通常、歯の治療痕は数週間~数ヶ月で自然に塞がります。
特に獣医師から指示がなければ、特別なことはしなくて大丈夫。
ただもし余裕があるなら、傷口の治りを早めるビタミンや亜鉛が豊富なご飯をあげましょう。
ビタミンと亜鉛で抜歯後の回復をサポート
ビタミンや亜鉛が豊富なご飯をあげることで、抜歯後の回復をサポートできます。
ビタミンAは緑黄色野菜やヨーグルト、卵などから摂取できる栄養素で、皮膚や粘膜を保護してくれます。
肉や魚に多く含まれるビタミンB群も、皮膚や粘膜の代謝を促進する効果があるので、積極的に摂取したいですね。
フードにトッピングすれば食いつきもアップしますよ♪
>関連記事「ドッグフードにトッピングをしてみよう!使える食材や注意点、時短アイデア」
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抜歯後に犬の食欲がない時の対処法
麻酔が切れると、痛くて食欲がわかないこともあるでしょう。
人間もそうですが、やっぱり口の中が痛いとブルーですし、しょんぼりしてしまいますよね。
もし愛犬の食欲がない場合、ペーストタイプのおやつや柔らかいチーズなどをおすすめしてみましょう。
スプーンに乗せると何故かパクッと食べてくれる子が多いので、チャレンジしてみてください。
翌日は少し食べられることも多い
犬は比較的痛みに強い動物なので、翌日になれば少し食べられるようになるケースも多いです。
どうしても食べたがらない場合は、無理におすすめせず、食欲が出るまで待ってあげてくださいね。
水分はなるべくしっかり摂ってほしいので、傷にしみないようにぬるま湯を用意してあげるといいですよ!
抜歯後の生活で気をつけること
抜歯後は、以下3つのポイントに注意して生活しましょう。
抜歯後に気をつけること
- 口周りはキレイを保とう
- 硬すぎるおやつは与えない
- 歯磨きや口腔ケアに力を入れて
口周りはキレイを保とう
抜歯後しばらくは、口周りが血やヨダレで汚れます。
たくさんの歯を抜いた場合、舌が左右どちらかからはみ出してしまうこともあります。
舌が出ていると口周りは更に汚れやすくなり、汚れを放っておくと皮膚炎を起こす可能性も…。
抜歯後は愛犬の口周りをこまめにチェックし、汚れていれば蒸しタオルなどで拭き取ってあげましょう。
>口の拭き方の参考記事「犬がご飯を食べた後に顔をこすり付ける理由と対処法」
硬すぎるおやつは与えない
もう汚れがつかないように…と思うと、硬いものをあげたくなりますよね。
ですが、おやつとして売っている動物の骨やひづめ、硬い皮などは、かえって悪影響です。
硬すぎるおやつは犬の歯が折れたり、割れたりするリスクがあるので、選ばないようにしましょう。
硬さの目安としては「手でちぎれる・ハサミで簡単に切れるレベル」を基準にしてくださいね。
歯磨きや口腔ケアに力を入れて
抜歯は犬にとってストレスですし、麻酔のリスクもあります。
もう抜歯手術は受けなくて済むよう、抜歯後の口腔ケアは入念に行いましょう!
抜歯後2日以内は刺激を防ぐため歯ブラシではなく、デンタルクリーナーなどで汚れを落とします。
3日目以降は歯ブラシを使っても大丈夫ですが、治療痕に触れると痛いので、気をつけて。
口周りに触るのが難しい場合は、飲み水に混ぜるタイプのデンタルケア用品などを活用しましょう。
抜歯後の犬のご飯まとめ
人間と同じく、抜歯後は犬もナイーブな気持ちになっています。
固い食べ物や尖ったおやつは治療痕を傷つけるので、術後数日~2週間は柔らかいものをあげましょう。
特別な時にあげるウェットフードや手作りフード、美味しいおやつなら、食欲がなくても食べやすいですよ。
ビタミンや亜鉛を含む食材をトッピングして、傷の治りを上手にサポートしてあげてくださいね!