ご飯を手作りにすると、うんちの量が変わるって聞いたんだけど…
その通り。犬の手作りご飯は消化吸収に優れているので、便の量が減るんです!
この記事では、手作りご飯で便の量が変わる具体的な理由と便秘との違い、便秘時の対処法を紹介します。
愛犬の便や今のドッグフードに悩みがある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
犬の手作りご飯で便の量が変わる
手作りご飯は基本的に消化しやすいので、ドライフードよりも便の量は減る傾向にあります。
ドライフードに比べて1食分のご飯の量は多いので勘違いされやすいのですが、便の量は逆に減るんですね。
というのも、便の量は食べ物の水分量と食物繊維の摂取量で決まります。
・水分量が多い/食物繊維が少ない
→便の量は減る
・水分量が多い/食物繊維が多い
→便の量は増える
・水分量が少ない/食物繊維が少ない
→便の量は減る
・水分量が少ない/食物繊維が多い
→便の量は増える
手作りご飯は水分量が70%以上と多く、食物繊維が少ないので、おのずと便の量が少なくなります。
逆にドライフードは水分量が10%以下とかなり低く、食物繊維の量も多いので、便の量は多めといえます。
>>参考記事「手作りドッグフードのメリット|ドライフードやウェットフードとの違い」
なお、食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があり、役割や作用が異なります。
食物繊維について説明すると長くなるので、また別の記事で紹介しますね。
犬の便の量は少ないほうがいいの?
手作りご飯で便の量が少ないのは、基本的に良いサインです。
ただし、明らかに少なすぎは便秘の可能性があるので、よく犬の様子を観察しましょう。
これまでよりトイレの時間が長くなったとか、何度もトイレに行ってふんばるなどの様子がみられたら要注意。
動物病院で便秘改善用のシロップを処方してもらうなど、できるだけ早めに対処してくださいね。
>>参考「犬にも乳酸菌を!効果とメリット、おすすめの食べ物・サプリは?」
バランスの良い手作りご飯なら便秘にならない
とはいえ、ごはん・野菜・肉をバランスよく含んだ手作りご飯なら、便秘になることは通常ありません。
お肉や米、イモ類をあげ過ぎたり、野菜の量が少なくて食物繊維が不足したりすると便秘になることはありますが!
比較的バランスよくあげているのに便秘を起こしているなら、肛門の異常や消化器トラブルなどが考えられます。
気になることがあれば、早めにかかりつけの動物病院で相談しましょう。
>>参考記事「初心者はここから!犬の手作りご飯を始める時の基本知識」
手作りご飯にすると便に食べ物が混じって出てくることも
野菜やきのこなど、食物繊維が多い食べ物は、便にそのまま混じって出てくることもあります。
なんとなく「消化されず出てくる食べ物=体に悪い」と思いがちですが、食物繊維の特性上これは仕方ないこと。
食物繊維は犬の胃腸機能をサポートしてくれる作用があり、胃腸で十分に消化できないこそ、役だつこともあります。
特に毎日ご飯のレシピを変えて用意している場合には、日ごとの便の増減は気にし過ぎなくて大丈夫ですよ。
- 体に合わないから消化できない
- 消化されてない=必要ない
というわけではないので、覚えておいてくださいね!
犬の手作りご飯と便の量の関係まとめ
愛犬のご飯を手作りに変えたことで、便の量が減った!と驚く飼い主さんは多くいます。
便の量が減るのは、単純にドライフードよりも手作りご飯のほうが水分量が多く、食物繊維は少ないから。
便の量は食べ物の水分量と食物繊維の量で大きく変わるので、ドライの時よりも圧倒的に少なく感じるのですね。
でも便が少ないということは、それだけ胃腸でよく消化されているということ。
手作りご飯に変えてから便の量が減った・便のニオイが気にならなくなったという方もたくさんいます。
もし手作りご飯に興味があるなら、まずは気軽に、野菜やお肉のトッピングから始めてみてはいかがでしょうか♪
この記事があなたのお役に立てていれば嬉しいです!