うちのこ、おやつは食べるのにご飯は食いつきが悪くて…
それは困りますね。栄養が偏ってしまいますし、健康トラブルも心配です。
おやつは食べる。でもご飯は食べない…という犬は多いですが、だからといって放っておいてはいけません。
この記事では、犬がおやつは食べてご飯を食べない理由と対処法、体調不良とそうでないものとの見分け方を解説します。
犬がおやつは食べるのにご飯を食べない理由
犬がおやつは食べるのにご飯は食べない…という場合、主に以下の4つが原因です。
犬がおやつは食べるのにご飯を食べない理由
- わがまま
- ストレス
- ドッグフードが気に入らない
- 加齢による嗅覚低下
ひとつずつ解説していきますね。
わがまま
1番多いのがこの理由、単純に犬のわがままというパターンです。
一般的に、犬のおやつはドッグフードより嗜好性が高く作られており、犬の食いつきも良いです。
そのため普段からおやつをたくさんもらえている環境の犬ほど、選り好みしてドッグフードを食べなくなります。
ご飯を食べなくてもおやつでお腹いっぱいになるからいいや♪という感じですね。
ストレス
人間もそうですが、ストレスを抱えていると、犬は食が細くなります。
食欲がない時は好きなものしか食べられなくなったり、少量しかのどを通らなくなりますよね。
つまり、おやつは食べられるけど、ご飯みたいにたくさん出てくるものは無理…という心理状態によるものかもしれません。
ドッグフードが気に入らない
今のドッグフードが気に入らないので、おやつしか食べないという可能性もあります。
もともとドッグフードはおやつより嗜好性が低く、犬の食欲をそそりづらいというデメリットがあります。
香りが良いウェットフードなら食べる、という場合は、今のドライフードに興味がないのかも。
関連>>「犬のご飯は冷たいままあげないで!ベストな温度と温め方」
加齢による嗅覚低下
これまでは普通に食べていたのに、歳をとったら食べなくなったというパターンです。
年齢を重ねると色々な機能が衰えてきますが、嗅覚の機能が低下するとてきめんに食欲が落ちやすくなります。
シニア犬の場合、ただでさえエネルギー消費の機会が少なく、お腹も減りづらいので、食欲不振が起こりやすいです。
関連>>「老犬がチュールしか食べない…その理由4つと具体的な対処法」
おやつは食べてご飯を食べない犬の対処法
理由は分かったけど、じゃあどうすればいいの…?
おやつは食べてご飯を食べない愛犬には、以下の方法を試してみてください。
おやつは食べてご飯を食べない犬の対処法
- おやつをあげない
- 新しいフードを検討する
- 一定時間たったら片付ける(置きっぱなしNG)
- おやつにフードをあげる
- フードを温めてニオイを強める
- フードをふやかしてやわらかくする
- フードにトッピングをする
おやつをあげない
まず大切なのは、ねだられてもおやつをあげないこと。
どんなに対策しても、愛犬のお腹が減っていなければ効果は出づらくなります。
愛犬がフードをきちんと食べられるようになるまでは、家族みんな一丸となっておやつを禁止しましょう。
可哀想だからといってあげてしまうと犬が学習してしまうので、期間を決めてじっくり取り組んでくださいね。
新しいドッグフードを検討する
ドッグフードが気に入らなくて食べない場合は、思い切ってフードを別のものに切り替えましょう。
犬が食べないからといってコロコロ変えるのはNGですが、どうしても食べないようなら新しいものを検討すべきです。
新しいフードは、これまでと違う原料・メーカー・タイプのものにすると、愛犬も新鮮な気持ちで食べてくれます。
最近は犬の嗜好性が抜群にいい手作りドッグフード商品も出ているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
一定時間たったら片付ける(置きっぱなしNG)
わがままが原因の場合、食べなければ早めに片すというのも手です。
いつでも食べられるようにしておくと、かえって犬はご飯に興味を無くしてしまいます。
1食抜くだけで低血糖のリスクがある超小型犬をのぞき、基本は甘やかさずサッサと片付けてしまいましょう。
おやつにフードをあげる
おやつにするくらい、このご飯は特別なんだよという感じを出すのも大切です。
今までのおやつを止めて、代わりにドッグフードをおやつとして出すだけで、犬によっては効果がでます。
はじめは戸惑って食べないかもしれませんが、そこは飼い主さんが大げさに褒めたりして、犬のテンションをあげること。
フード=おやつと犬が認識するくらい徹底的に演じることで、犬もストレスなくご飯を食べられるようになります。
フードを温めてニオイを強める
ドライフードであれば、お湯をかけて温めるというのも手です。
お湯をかけてしばらくすると、ドライフードはふやけて柔らかくなり、香り立ちが良くなります。
成犬はもちろん、嗅覚が鈍ったシニア犬も食べやすくなるので、ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか?
ウェットフードの場合は、軽くレンジでチンしてあげるといいですよ♪
参考>>「犬の手作りご飯には出汁が大活躍!犬用出汁の作り方や保存期間」
フードにトッピングをする
ドライフードのままだと食べない…という場合は、トッピングを活用しましょう。
トッピングといっても、鶏のササミやチーズ、豆腐や納豆、カボチャなど、犬に与えても良いものであれば何でもOK。
甘味があるものは犬の食いつきも良いので、ドライフードと混ぜればそのまま完食してくれやすいですよ。
参考>>「ドッグフードにトッピングをしてみよう!使える食材や注意点、時短アイデア」
犬の食欲不振は原因を見極めることが大切
犬の食欲不振では、しっかりと原因を見極めることが大切です。
食欲不振対策は色々とありますが、原因に合った対処法でなければ意味がありません。
せっかくの対策が無駄になってしまわないように、まずは愛犬の様子をよくみて、ひとつずつ潰していきましょう。
どれも難しいことではないので、できることから少しずつ始めてみてくださいね。
体調不良とそれ以外の見分け方
体調不良による食欲不振では、早急なケアが必要になることもあります。
ですが、実際に体調不良とそうでない食欲不振を見極めるのは難しく感じる人も多いのではないでしょうか?
愛犬の食欲不振が体調不良か・そうでないかは、愛犬の様子や行動を見て判断します。
犬の体調不良のサイン
- 元気がない
- 震えている
- 表情が暗い(目に力がない)
- 体を触られると嫌がる
- 体をしきりに掻いている・舐めている
- 頻繁に頭を振る
- 便秘ぎみ・下痢ぎみ
- 嘔吐をしている
- 水を飲む量が多い
- 咳をしている・呼吸が荒い
- 以前より痩せた、太った
犬は言葉こそ話せませんが、そのぶん態度や行動で体調不良のサインを出しています。
もし上記のような様子がみられたら、早めにかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。
時には緊急の処置が必要になる場合もあるので、気付いた時点で獣医さんに相談するようにしてくださいね。
犬がご飯を食べたくなる工夫を考えてみよう
犬がおやつは食べるのにご飯を食べない理由は、ほぼ「おやつのほうが美味しいから」という単純なものです。
とはいえ、おやつだけ食べていては栄養バランスが乱れてしまいますし、犬の健康維持をするうえで望ましくありません。
愛犬がおやつしか食べない場合は、この記事で紹介したような対策で、できる限り早期に改善するようにすること。
愛犬がご飯を美味しく食べられる工夫について、飼い主さん自身で考えてみてくださいね♪
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